ウナギの泥抜き 活かし方
釣ってきたウナギを、そのまま調理してしまっては、ウナギ本来の味が台無しになってしまう場合があっります。テナガエビやスッポンなどでも行いますが、きれいな水で数日間生かして、体内の汚れを取り除く、泥抜きという方法を行います。しかし、この泥抜きの方法、釣り人それぞれによって異なります。泥抜きを必要としないとする方もいますが、実際のところどうなのでしょうか。私個人に置きましては、泥抜きは必要であると考えます。ウナギを生かし始めて、最初の数日と、一週間後では明らかに水の臭いと水質が異なります。やはり、生かしている間にウナギの中の体内の汚れが排出されたのでしょう。
しかし、この汚れは、身の部分に含まれているわけではなく、消化器官に含まれています。ウナギの表面を良く洗い、消化器官を一切傷つけずに調理すれば、身に匂いや汚れが付着することなく、泥抜きの必要はないかもしれません。
しかし、釣ってきたウナギの消化器官には、間違いなく、現地の餌や泥が含まれています。泥抜きしないで捌いたときに、この部分を傷つけてしまえば、身の部分にも匂いが付いてしまうでしょう。また、ウナギの表面のぬめりは、体内から分泌される糖タンパク質です。この部分にも、現地の泥の臭いは付くでしょうし、体内に現地の泥や餌が残ってる状態で、分泌されたぬめりには、その匂いが現れるかもしれません。
よって、泥抜きの必要としては、体内の餌及び泥が排出される期間、条件にもよりますが最低3日はほしいでしょう。
泥抜きに必要な設備としましては、簡単に言えば、大きめの蓋つきの水槽、強めのエアーです。水槽は蓋付きの衣装ケース等でも代用可能です、水替えの手間を考えると側面をサイドフロー加工し浄水器を通した浸水垂れ流し方式が理想かと思います。エアーに関しては容器一つであれば観賞魚用の大型エアポンプでよいですが、複数要する場合は、浄化槽用のブロワーの流用をおすすめします。