皆さん、節税と脱税の違いはどのようにお考えでしょうか？テレビ等で、法人や個人が脱税を行い、摘発されたというニュースを目にします。しかし、節税でのそのようなニュースは目にしません。一言で言ってしまえば、同じ課税の軽減を行う行為ですが、脱税は違法で節税は合法です。法律の定められた範囲内で、課税の軽減を行うことは節税とみなされますが、そこに何らかの隠蔽や偽装行為が生じた場合に脱税となります。

日本の税法は、担税力（個々の税金を負担する能力）に応じて税負担を平等に分配されるよう、とても複雑な取り決めがなされております。それにより、ある条件において課税の減免が認められる場合があります。しかし、担税力に応じた平等と謳われていても、その恩恵を受けられる国民は、複雑化された租税の減免に関する税法の知識があり、それを実行したものに限られます。たとえば、災害や盗難により、資産に損害を受けた場合に、一定金額の所得控除を受けることが可能です。しかし、たとえ損害を受けたとしても、そのような税法に関する知識が無く、確定申告において適当な処理を行わなければ、所得控除は受けられません。

他にも、一定条件により税負担の軽減を認められる場合が多々ありますが、それには、個々の経営状況を総合的に判断し、複雑な税法の中から最良の手段を導き出す必要があります。つまるところ、節税対策のポイントとは、税法についての深い知識を得ることに尽きると考えます。しかしそれは、一般の忙しい個人事業主の方々にとって、困難なことでしょう。

そこで、私たちが税の専門家として、皆様の経営状況に応じた、最良の対策、方法をご指導させていただきます。これからも、皆様のお力になれますよう努力していきたいと考えております。